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INDEPENDENT STAGE4 徹底レビュー


INDEPENDENT STAGE4 徹底レビュー

 

こんにちは!LINKUP SKATESHOPのイッタです。

今日はいつものブログとは変わりまして・・

 

明日、2023年2月19日より全世界同時発売される

INDEPENDENT STAGE4(インディペンデント ステージ4)

について、歴史から実際の使用感、

重さやWB(ホイールベース)まで、こまか~く書かせて頂きます🙏

 

個人的に好きすぎて、かなり重い内容となっておりますのでご注意ください⚠笑

 

基本情報

公式発表の基本スペック

■6ホールベースプレートにオリジナルなシングルウィングハンガーデザインを採用
■スーパークイックでレスポンスの良いステージ4。優れた安定性、反発、完璧なサイズのオリジナルクッションを装備しています。
■最新の素材と製造工程で作られており、当時のオリジナルや他の模造品よりも耐久性が高く、長持ちするようになっています。
■高さ55mm、強度、耐久性、グラインド感を追求し、T6(アルミニウムの強度をあげる処理)状態に熱処理された最高の軽量アルミ合金
■90aオリジナルクッション。 純正インディーズと同じ硬さの超高反発ウレタンを使用したクッションです。 ステージ1〜7に対応したクッション。
■Stage 4のクッションとベースプレートはStage 11と互換性がありません。
■優れたターン:伝統的なインディのターニングジオメトリーで、素早いターンとレスポンスが得られます。
■優れた安定性:オリジナルクッションは完璧なリバウンドを実現するサイズです。 安定性とセンターへの反発を実現します。

 

普段ブログを見て頂いてる方で、ギアに興味のない方はそっ閉じでお願いします🙏

 

INDEPENDENTトラックの進化の歴史

  • Stage 1 – 1978
  • Stage 2 – 1979
  • Stage 3 – 1982
  • Stage 4 – 1984
  • Stage 5 – 1986
  • Stage 6 – 1991
  • Stage 7 – 1993
  • Stage 8 – 1997
  • Stage 9 – 2003
  • Stage 10 – 2009
  • Stage 11 – 2012

 

STAGE10→11に切り替わってから、10年以上経過しているので、

僕らが普段使ってるINDYは基本的にStage11です。

 

個人的にはVENTURE1年、THUNDER3年、ACE1年、INDY5年くらい使ってきましたが、

INDY STAGE11はランプもフラットもする自分には、バランスが良すぎて、

ここ5年ほど使い続けていたのですが、少し飽きた気持ちを持ち始めたこのタイミングで・・・

STAGE4の発表🔥心踊ります🔥

 

STAGE4は1984年~1986年の間、発売されたモデルになります。

発売された年の1984年は、あの伝説のビデオ、BONES BRIGATEが発売された年でもあります🔥

今やレジェンドになった彼らが最前線で活躍してた最高の時代🙏

 

そんな彼らの足元を一瞬支えた?かもしれないSTAGE4は、

ハンガーがシングルウイングハンガーという形となっており、

エラが張ったVenture等とは対照的な形で、細めのハンガーとなっていました。

 

しかし、当時の加工技術ではまだまだ強度を出せず、

Venture等のようにエラでの支えがないので、

Stage4は折れたり曲がったりが相次いだそうです・・・。

 

当時のINDY STAGE1~4の写真↓

Ventureの形↓立派なエラです。

ちなみに改良されて発売されたSTAGE5はエラ大きめ↓

 

そういう理由で、約2年しか日の目を浴びる事がなかったSTAGE4ですが、

現在の技術(下記)を携え、耐久性を大幅にあげて現代に蘇りました🔥

ハンガー:航空機グレードのT6 アルミニウム合金

シャフト:SAE 4130 クロモリ合金鋼車軸

 

ちなみに、知ってる方も多いかと思いますが、

STAGE9を設計したJoeyTershayが独立して作ったのがACE CLASSICです↓↓

 

前提知識としては以上で、

ここからは使用感や、他トラックとの違いを詳しく説明していきますね🙏

 

ホイールベースによる使用感の違い

まず、トラックを語る上で外せないのが

WB(ホイールベース)の違いです

※ハンガーの角度も大事で、ハンガーの角度が寝ている程、キレが鋭くなり、ターンの弧が小さくなります。しかし、基本的にWBが短いトラックはハンガーが寝ており、WBが長いトラックはハンガーが立っているトラックがほとんどなので、今回はWBの説明だけさせて頂きます。

 

WBはノーズのトラックのシャフトから、テールのトラックのシャフトまでの距離の事です。

WBはデッキでも大きく違います。

詳しくは下記の2記事をどうぞ。

素敵なホイールベースおはようございますっ!! イッタですっ!! 昨日も一日、ありがとうございました🙏🙏 毎日のように一緒に滑って頂...
大事なのは横幅じゃなく、ホイールベースおはようございますっ!! イッタですっ!!! 4月に入ってから晴れの日が多かったので、 今日みたいな雨の日は、...

 

WBが長い場合の特徴

・滑りの安定感が上がる(特にスピードが付いたとき)

・ターンの弧が大きい(=あまり曲がらない)

・スピードが速い(ウィールとベアリングだけの問題かと思われがちですが、実はWBが伸びるだけでもウィールのブレが小さくなり、スピードが少しだけ上がります。ブッシュを硬くしても速くなりますよ)

・テールヒットが遠くなる&重くなる

 

WBが短い場合の特徴

・テールヒットが軽くなる(テコの原理がかかりやすくなり、オーリー等が軽くなります!)

・ターンの弧が小さい(クイックに動くので小回が効きます)

・不安定になる(特にスピードが出た時や、バランスを崩した時の立て直しが難しくなります)

・ガタガタの路面で減速しやすい

 

上記の理由で、実はスケートボードは横幅よりもWBの違いによる乗り心地の方が、

はるかに違いが大きいんです。

 

街中で使うクルーザーにつける場合等は、

スピードをそこまで出さず、小回りを効かせて進めるようにWBを小さくしてクルーザーを組んだり、

田舎に住んでいて、高速で田んぼ道をクルージングしたり、ダウンヒルをしたい場合等はWBを長くして安定感を出したりと、

WBを基準にして考えていくのがかなり大事です。

 

そんな何よりも大事なWBですが、

デッキの違いだけではなく、トラックでもWBが微妙に変わるんですよね。

 

ここで、有名トラックをWBの長い順から書いていきますね。

Venture

Thunder

ACE AF1

Independent Stage11

Independent Stage4

ACE CLASSIC

 

こういった感じの順番になります。

(下に向かうにつれて小回りが利き、ターンも深く曲がるようになります)

 

あくまでも目安ですが、

VentureThunderはフラットトリック向け、

INDEPENDENTはオールラウンド

ACE CLASSICはミニランプやボール等のトランジション向けというイメージになります。

(バーチカル等は安定感が求められるので例外)

 

INDY Stage4は、

Stage11とAce Classicの間になります。

(個人的に丁度欲しかった所・・・!!)

 

ちなみにマニアックな情報ですが、

Stage11を付けた場合とStage4を付けた場合のWBの差は、

0.3inch程度短くなります。

 

 

続いては重さの違い。

Stage11には、軽量化されたHollowやTitaniumのモデルが存在しますが、

Stage4はスタンダードタイプの1種類のみなので、

スタンダードで比較しました。

・・・です。

(画像で完結してスイマセン。)

 

あとはスケートボードオタクの方向けにこちらもどうぞ。

既存のINDYのブッシュは使えなくなってますので注意してくださいね。

(実験的にStage4にBONESブッシュも入れてみましたが、

純正のカップワッシャーをそのまま上下に入れると、丁度よくなります。)

 

以上が、Stage4の基本的な情報になります。

ここからは僕が実際に使用した、使用感を主観的にお伝えします。

 

個人的に乗ってみた感想

乗り心地はWB通り、INDY Stage11とACE Classicのちょうど間のような感覚

→カービングターンもしやすく、かといって安定感も絶妙なラインで確保されてる印象です。

WBが短いので、普段使用しているデッキにつけるとテールの弾きがかなり軽く感じるかと思います👏

 

クルーザーに付けると、パワースライドもしやすかったりと調子良いですよ👏

(この辺のセッティングについては毎日更新しているこのブログを見て頂ければと思います)

↑前半はカービング、後半はスピードを調整する為に細かく小さなパワスラを入れてます。

動きの参考になればと思います。

 

ランプでの動きはこんな感じ。

 

フラットもWBが短いので軽々。

トラック自体は重いですが、

重いトラックがテコの原理でバシッと軽々上がってくるので、足に張り付いてくれます🔥

 

以上を踏まえて、

買い替える必要があるかどうかですが、個人的な意見を書くとすると・・

 

現在Stage11もしくは、ACE CLASSICを使用している方

→正直、大きな変化があるわけではないので無理に買い替える必要はないと思います。

買い替えのタイミング等では是非使ってみてほしいです!!

 

他ブランドからINDYに買い替える予定の方

→トラック自体の軽さを求めるならStage11のHollowかTitanium、

重さを気にしないならStage4を使ってみて欲しい・・・

 

スケートボードオタクの方→四の五の言わず買う

 

以上でファイナルアンサーです。

 

クルーザーに付ける場合、

カービングを楽しみたいならACE CLASSIC、

カービングの中にパワースライドを入れたい方はStage4。

 

以上が完全に僕の偏見ありまくりの意見となります。

参考程度にして頂ければ幸いです・・・。

 

LINKUP SKATESHOPでは、基本的に全サイズストックしておりますので、

サイズやセッティングのご相談、お待ちしてますね🔥

ネット販売はしておりませんが、メッセージでやりとりさせて頂いて発送する事も可能です。

応援したい!!という神様のような方がいましたら、

Instagramでメッセージ頂ければ泣いて喜びながらご対応させて頂きます。

 

YouTubeではミニランプのHowToをたくさん更新していますので、是非見ていただけたら嬉しいです♪

では、今日もスケートボードを楽しみましょうっ🔥